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枝豆【秘伝】のつけそば+味玉@くろき・千代田区浅草橋

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写真: 枝豆【秘伝】のつけそば+味玉@くろき・千代田区浅草橋

写真: ラーメン並盛・油多め@五丁目ハウス・中野区中野 写真: 痺れる麻辣刀削麺・パクチー入り・中辛@芊品香・千代田区九段下

饗(もてなし) くろき
  千代田区神田和泉町2-15 四連ビル3号館1階
  (注:くろきの「き」は正しくは七が3つ)

 混雑が尋常ではないと聞いていたので、ずっと敬遠していたお店だが、今回、Twitterでかなり気になる限定メニューを提供するとお知らせがあったので訪れた。それは、山形産の秘伝という品種の枝豆を使ったつけ麺だ。平日、開店時刻の11時直前に着くと、店頭には10数名が並んでいて、先頭の待ち客から順次入店するところだった。お一人様の若い女性や、アラフォーの友人同士といった女性客が混じっているのはラーメン店では珍しい光景だ。一巡目のお客が入り終わると店頭には6人が残り、自分はそのうちの4番目だった。その後、待っている間に店内の券売機で食券を購入。今回は目的の標記1400円と、大盛不可のためかさ増しの味玉トッピング150円のボタンを連打した。昼食に1500円越えとはかなりの贅沢だ。再び外に出て、並ぶこと15分弱とあまり待たずに、第2陣5人の一員として入店することができた。
 麺は幅が5mmほどの平打ちで、軽く波打っているがほぼストレートと言っても過言ではないだろう。プリプリと強い弾力があるものの、平打ち麺で厚さが薄いため食べづらさはなく、噛んでいるうちにシコシコに変わっていくのが楽しめる。麺はトロンとした濃いめで冷たい昆布水に浸かっていて、つけダレに潜らせずにそのまま食べると、昆布の旨味とともに小麦の風味が味わえ、塩気がないことも気にならずに食べ続けることができるほど美味しい。つけダレは冷製ベジタブルポタージュ仕立てで、枝豆の旨味と風味、また店主さんのブログによればヘーゼルナッツオイルという珍しい食用油の風味を強く感じる。マイルド、まろやかな味わいなので豆乳を使っているように思う。つけダレの底にはスモークされた鶏ムネ肉が沈んでおり、この燻煙香がベジポタの風味を豊かにするとともに、味わいに深みをもたらしているように思える。つけダレの表面には超粗挽きのブラックペッパーと粒のままのピンクペッパーが浮かべてあり、ピリッとした辛味や特有の風味がアクセントとして有効に機能している。具材は、追加トッピングしたので味玉が載るものの、ノーマルだと前述のウマウマ燻製ムネ肉と麺の上に載る枝豆「秘伝」3粒のみと極めてシンプル。味玉は、硬めの半熟に仕上がっていた黄身が結構濃厚な味わいで、かつ、黄身にまでちゃんと味が浸み込んでいたのは好印象。
 つけダレにどっぶり浸けて枝豆を味わうべきか、チョン浸けにとどめ昆布水と小麦の風味を満喫すべきか悩ましいのがこのメニューの最大の問題だ。だが、そうこうしているうちに、麺が無くなると同時につけダレもちょうど無くなったのには正直驚いた。枝豆クリームポタージュの昆布水割りというものを味わってみたかったが、仕方がない。

・お気に入り度:〇+

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