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濃口煮干鰮らーめん@圓八王子本店・八王子市

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写真: 濃口煮干鰮らーめん@圓八王子本店・八王子市

写真: 特製らーめん・脂濃いめ・にんにく濃いめ+煮たまご@平太周味庵西大島店・江東区西大島 写真: 替玉盛付け後@濱田屋北千住店・足立区北千住

煮干鰮(いわし)らーめん 圓(えん)八王子本店
  八王子市横山町21-21

 6月のとある土曜日、ラーメンデータベースのお勧めに従い訪れた。11時の開店時刻に入店したのは合計5名と、行政によるコロナ禍による不要不急の外出自粛の呼びかけが、ここ八王子では効果を表しているようだ。メニューはいずれも煮干し出汁の醤油味で、濃口、薄口、背脂入り及びつけ麺の4種で、それぞれトッピングでバリエーションを持たせる構成だ。背脂入りは非常に魅力的だが、初訪なので正攻法の左上の法則に従い標記のボタンとポチっと。味玉さえ入っていないのに、都心から遠く離れた八王子なのに、950円と相当強気の価格設定にはたまげた。
 麺はストレートの中麺。ツルンとしていて、噛むと思いのほか弾力があってプリプリしている。煮干しを売りにするラーメンだとスープを吸い込む低加水麺が多かったが、このようなタイプの麺との組合せは記憶に無い。カウンター席の端には、「花象 春よ恋100」と書かれた紙袋がの厨房との目隠しのように立てかけられていた。こんなもんがあれば春よ恋を100%使った自家製麺だと思いがちだが、実は、麺は三河屋製麺への特注品だそうだ。スープは、煮干しの風味は十二分だが思ったほど魚臭くなく、当然、煮干し特有の苦みやエグミもない。また、香味油は浮いているもののあまりインパクトの無いタイプで、それもあってかなりあっさりとした味わい。そこそこの旨味があるのでアニマルオフではないだろうが、動物系のサポートがあったとしても弱めだ。ラーメンデータベースが強く推すのでもっとニボニボしているかと思ったが、煮干しスープに慣れ親しんでいない人でも無難に味わえるような仕上がりで、わざわざ八王子まで出かける必要があったとは思えない。チャーシューは丼の2/3ほどを覆いつくすくらい大きい肩ロースのレアチャ。まず大きさで嬉しくなるが、食べても軟らかいのに肉の旨味がたっぷりと味わえ美味。全く不満はない。メンマは枕木状のものが3本。ジャキジャキとした食感が楽しめるが、硬くはないので噛み切るのに苦労はいらない。独特の発酵臭というよりは、メンマ特有の風味と味わいが楽しめた。あとは、青菜と思ってよく見たら何と茎ワカメの千切りだった。青菜では何か不都合があるという判断で見た目が近いこれを選んだのだろうが、味無しの食感第一にする必要があったのか食べ手には判断がつかない。
 昨年2月末に創業者の店主が引退・交代し、それに伴い見た目も味もまるで別物になったという情報を見つけた。RDBのお勧めも前店主さんの時代のことだろうと判断した。

・お気に入り度:△+

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