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2016_0515_174151_【5554】

写真: 2016_0515_174151_【5554】

写真: 2017_0103_112740_01 京阪5000系 写真: 2016_0320_141531_緩急接続

京阪5000系の5554号車です。5000系の中で一番新しい車両、といっても昭和55年製なので、すでに35年は走っています。5000系は7両編成が7本あり総数49両ですが実際は50両が製造されています。
この第4編成は昭和46年製ですが昭和55年冬に置き石による脱線転覆事故に遭い、そのとき先頭車だった5554号車が大破して廃車されたため、現在のこの2代目5554号車が50両目として突貫工事で製造されています。
置き石とは言っても実際は中学生が悪戯でカーブの途中のレールに被せるようにコンクリートのU字溝を置いたそうで、さすがの重たい電車も跳ね飛ばす前に乗り上げて転覆し沿線の民家に突っ込みました。不幸中の幸いで100人以上の負傷者が出たものの死者は出ませんでした。今では新幹線車両をはじめ、ちっとも珍らしくありませんが、まだアルミ合金製車体が黎明期だった頃の車両で、この事故で家屋に突っ込んでボロボロにはなったものの、『箱』が潰れることはなくアルミ製でも十分な強度が確保できていることを証明することになりました。
この5000系電車はラッシュに対応するため1両に片側5か所、先頭車は乗務員扉を合わせると片側6扉もある穴だらけの車体で、しかも扉を増やした分、座席が減って実質乗客が増えて重量アップするのをカバーするため、軽いが鉄よりは弱いアルミ合金を使ったため、強度が落ちないように強度設計には非常に気を遣っていたのでそのことが功を奏したと考えられています。

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コメント (5)

  • トクさん

    置き石脱線事故が有りましたね。確か、枚方市−御殿山間のカーブでしたよね?

    2016年5月19日 16:50 トクさん (10)

  • キューチャン

    SAMさん
    ☆ありがとうございます。

    2016年5月19日 22:44 キューチャン (36)

  • キューチャン

    トクさん
    ☆とコメントありがとうございます。
    そうでしたよね。脱線してカーブからはみ出した電車が庭の物置なぎ倒して勝手口から入って台所と風呂場を壊しながら茶の間の手前で止まったそうです。さすがに同じ場所には気持ち悪くて住めないのでしょうか、今でもそのお宅は倉庫に建て替えられたままですね。
    当時は私、寝屋川市から京都まで通学してたので良く覚えています。朝テレビで枚方市〜樟葉間は不通だがバスで代行輸送しているというので枚方市まで行くと、掻き集められるだけ掻き集めたという感じで系列の京阪バスは元より、阪急バスやら宇治交通やら京都バスやら国際観光やら、あらゆる会社のあらゆるタイプのバスが動員されてましたが、人の列も物凄かったので諦めて一旦大阪に出て阪急で行った憶えがあります。
    帰りも大事をとって大阪まわりで阪急で帰りましたけど昼ごろには復旧してたみたいでした。今ならスマフォで一発で運行情報が見られるんでしょうけどね。

    2016年5月19日 22:55 キューチャン (36)

  • B0B8

    よう覚えてます。。

    2016年5月19日 23:01 B0B8 (48)

  • キューチャン

    B707B787さん
    ☆とコメントありがとうございます。
    虫の知らせでしょうか、今さっき乗って帰って来た電車がこの5554号車でした。
    同じカーブも通ってきましたが何事もなく。。。
    それにしても以来35年間も毎日毎日行ったり来たり、ほんに電車と言うのは長持ちする機械ですねぇ。

    2016年5月19日 23:50 キューチャン (36)

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