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ギリシャ神話の映画「タイタンの戦い」リメークされる。

ギリシャ神話を題材にした映画「タイタンの戦い」が近日中公開するらしい。これは20年以上前の作品のリメイク版であるが、当時の映画に出てくる怪物メドウサや、海の怪物クラーケンは人形アニメを使用しており、人形アニメの神様、ハリー・ハウゼンが担当していた。いまや怪物はCGにとって代わられたけど、あの造り物感覚も、また愉しや。

タイトルは昔の方がカッコイイのだ。公開当時のタイトルは「クラッシュ オブ ザ タイタン」。直訳で「タイタンでの激突」現在のほうも、こっちにすればカッコイイじゃん!。
では、お話を。ギリシャ神話の、全能の神ゼウスと人間の娘の間に出来た子ペルセウスが、見た人を石にする魔女メドウサや、ある国の王女を護るため海の怪物クラーケン等と闘う冒険話である。全能の神ゼウスの妻、女神ヘラが、ペルセウス親子を妬んでペルセウスを亡き者にしようと画策した話が主なんだけどね。で、メドウサって三姉妹なんだよ。で、もとはスッゲエ美人姉妹だったんだね、これが。美人すぎて女神ヘラの嫉妬を買い、ヘラの呪いを受けて、怪物にされたまったわけ。まあ、メドウサ達も被害者なわけだ。女神ヘラって結構、嫉妬深い神様だもんでね。ギリシャ神話の神様って、結構、人間くさい神様が多いんだわ。だからギリシャ神話がおもしろいのかも知れんけどね。ゼウスが人間の娘を相手にしたもんでヘラがジェラシー、メラメラで怒りまくりなのだ。んでもって、クラーケンも実はヘラの作り出した怪物で、いけにえにされそうになった姫様も、まわりの人々から、「すんげぇかわいいがや!」「たまらんな、かわいいがや!」とチヤホヤされるもんで、ヘラの怒りを買ってまったちゅう話。女の嫉妬は恐いであかんね。という裏がある神話なのだ。で、そんな嫉妬
にペルセウスが振り回されるっていう話って事なんだわ。
まあ、ようするに、おめかけさんの子供を本妻さんが、イジメル話ってことだわ。

こんな書き方だと、ギリシャ神話もたんなる壮大な痴話喧嘩になってまうなぁ。

で、真面目に書くと、この元となった映画「クラッシュ オブ ザ タイタン」のDVDは今でも発売されている。しかし、悲しい事に日本語吹き替えが入ってないのだ。

当時、公開期間が短くて、見に行こうと思っていたら、終わっていたという悲しい話。DVD発売されても吹き替えなしなんて!(そういや、メルブルックスの「スペースボール」も吹き替えないし、「ヤングフランケンシュタイン」も無い!)

人形アニメの合成の傑作といえば「アルゴ探検隊の冒険」が有名。巨大な動く青銅像タロスや探検隊に襲い掛かる骸骨兵士をコマ撮りの人形アニメで撮影し、ライブシーンと合成。その流れを酌む
「クラッシュ オブ ザ タイタン」も、髪の毛と、下半身が蛇のメドウサも人形アニメで再現。

四半世紀近く経ち、あらたな創造のギリシャ神話の世界を、楽しみにしますかね。
2010年2月3日 10:11 ニャンピ=^・^= (42)
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